北海道・地質・古生物

郷土史・科学史(とくに地質学史)・化石についてのメモ書きのつもりです.

2022年10月18日火曜日

北京原人をめぐって

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遠藤隆次(1965)原人発掘一古生物学者の満州25年.  10数年前,北京原人について調べていたときに見つけた本.ある地質屋の自叙伝.  遠藤隆次は東北地方に生まれ,東北帝国大学理学部地質学古生物学教室を卒業.南満洲鉄道株式会社に入社.満鉄社立撫順中学校,満洲教育専門...
2022年9月26日月曜日

おわび

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 「パドレたちの北紀行」を中断してから,かなり日にちが経っています.この間,何度も下書きをつくっては断念,下書きをつくっては断念で屍累々状態です.  これは鬼門なのかもしれません.  一つには,多くの著者が宗教家(キリスト教徒)であること.科学者でも歴史家でもないことで...
2022年3月2日水曜日

パドレたちの北紀行Ⅸ(中休み2)

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 さて,二人のパドレの北紀行ですが,もちろん,彼等自身が書いた記録が直接入手できればいいのですが,それは不可能です.一つには,彼等の報告書(手紙)はある宗教団体が管理しているもので「 存在するものかしないものか 」がわからず,あることがわかったとしても「 全部出てきているものか...
2022年3月1日火曜日

パドレたちの北紀行Ⅷ(中休み1)

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 本来ならば,永田(1960)のパートをやる予定でしたが,ここまで来て当初の目的は果たせそうもないことがわかり,またこれまで入手できなかった文献についても,いくつか入手できたので,ここで「中休み」を入れて,全体を振り返るとともに,今後の道筋を考えて見ようと思います.  ここで...
2021年8月13日金曜日

パドレたちの北紀行Ⅶ(松野,1960より)

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 10年近く使ってきたMacがどうしても不調となり,これを世代交代し周辺環境も整備しなおして軌道に乗ったのも束の間,ケーブルTVが在来線から光に変わるというので工事.ところがその後,リースのWi-Fiを毎日リセットしなければネットに繋がらないという状態.社の技術者がほぼ毎日原因...
2021年5月9日日曜日

パドレたちの北紀行Ⅵ(今村義孝,1960より)

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今村義孝( 1960 )秋田の切支丹.  今村は1909年,熊本市生まれ.東京高等師範を卒業して,当時秋田大学教授だった.秋田大学は むかしから鉱山関係が有力で,その理由は…たぶん…この後わかるだろう.  秋田藩は近世初期のキリスト教伝道には後進地であった.今村はキリシ...
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2021年4月21日水曜日

パドレたちの北紀行Ⅴ(小野忠亮,1960より)

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 長期間にわたって,児玉ほか(1954)の解析を進めていたのですが,あまりの障害の多さに一旦あきらめて,ペンディングとします.必要があれば戻ることとしましょう.  それで,今回は「小野忠亮(1960)仙台の切支丹」から,デ・アンジェリスとデ・カルバリオの仙台での足跡を追って...
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自己紹介

ボレアロプーさん
1953年生まれ. 北海道大学理学部地質学鉱物学教室出身 大学院博士課程を中退後,某博物館で学芸員を務めるが,体調不良で退職.以来,独学で地質学史などを勉強中.
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