2011年3月16日水曜日

まるで天気予報のように

 
 まるで天気予報のように,本日の放射線量について,アナウンサーがしゃべっています.

 非現実的ですが,ことの始まりから,ずーっとトレースしてきただけに,現実であることは,理解しています.

 30年に一度の地震・津波は考慮されても,100年に一度は「まさか」と思われ,1000年に一度の地震・津波は「夢にも思わなかった」といわれるのが現実です.

 一万年や一千万年,一億年を時間の単位に使ってる私たちでも,人生の時間は最大でも百年.
 ヒトはちっぽけなもので,また儚いものです.

 もっと真剣に,地球の大きさと,その時間の長さを訴えるべきでした.

 1000年に一度しか起きない事件は,1000年に一度,必ず起きるのです.そして,まれにしか起きないだけに,その暴力も凄まじいものです.
 遭遇してしまった私たちは,これを乗り越えて生きるしかない.
 この記憶を伝えるしかない.

 科学者の端くれとして,この事件を予知していたものとして,伝える場所を奪われたとしても.

 

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