2012年7月11日水曜日
最近の学生気質
昨日の授業のあと,珍しく学生が話しかけてきました.
うれしかった((^^;).
でも…,
「試験はどのような形式でやるんですか?」
「穴埋め式ですか?」
「…?!」
「大学の試験で「穴埋め式」なんかあるか!」と,いいたかったですが,とどまりました.
だって,そうなのかもしれないからです.
TVの学習塾などのCMでは,「やる気スイッチ」とか,「疑問を育てる」とか,やってますけど,難関(?)を突破して出来上がった大学生は「○×式」と「五択式」が思考回路になっているようにしか思えません.
(そういえば,娘の授業参観で,穴埋め式の授業・板書をやっている先生をたくさん見たなあ)
(試験をクリアーするには,いい方法なのかもしれないけど…,実生活にはまるで役に立たないよ~な)
授業で「地球に関しては,まだ判らないこともある」とか,「どちらにでも解釈できる」とか,「人間の知識には限界がある」とかやると,テキメンに「曖昧で判らない!」とか,「意味不明!」とかいう反応が返ってきます(じつは,帰ってくるだけまだマシなのです.大概は聞いているだけ.飽きると昼寝(^^;).
ほかの授業では,どんなことをやってるのかと心配になります.
ま,所詮,非常勤ですから,大学の方針とやらに関わり合いはないですがね.
しかし,一般市民,普通の国民としては,こんな教育やってたらこの国はダメになるという不安感でいっぱいです.
もうダメなのかもしれないですが.
だって,この“教育”は,もう何世代にもわたって続けられてきて,そういう思考の人たちが,既に日本の中枢にたくさんいることがはっきりしてるからです.
判りやすい授業は,学生をダメにするかもしれない….
考えよう….
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