2012年7月31日火曜日

アイヌ伝説と地質学


何の気なしに,アイヌの伝説について読んでいたら,膨大な量の地質学的再解釈が必要な記述を見つけました.
たとえば,津波に関する伝説.
太平洋岸を中心に恐ろしい「巨大津波の伝説」が伝わっています.

その多くは,常識を越えた津波の高さ,到達高度・距離が想定されるため「有り得ない」と否定されてきましたが,3.11を経験して以来,「見直し」が起きているようです.
もしかしたら,そのほとんどが「事実だったかもしれない」というわけです.
事実かどうかは,伝説の解釈とそれに見合う堆積物の発見にかかっているわけですが,悲しいことに,私には津波堆積物に関する知識がない.
しかし,誰かがこれを検証していかなくてはならない.そんな気がします(実際進んでいるらしい).

それはそうとして,ほかのアイヌ伝説には,すぐにでも地質学的再解釈が可能な記述がありますので,それを紹介してゆきたいと思います.

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