2013年8月3日土曜日

人類進化の神話

 
エルドリッジ, N.・タッターソル, I.(1982)「人類進化の神話(浦本昌紀,1986訳)」を読んだ.
古書店から入手後,かなり長期間,積ん読状態だったヤツ.

断続平衡説の解説かと思っていたら,確かにそうなんだが,表題通り「人類進化」の話だった.
人類進化の話としては面白いが,そのせいで,底流にある「断続平衡説」がわかりづらくなってるような気がする.
断続平衡説の話をすればいいのに.

また,人類進化の話は,新しい標本が見つかると,それまでとはまったく話が変わったりするので,こんな古いデータではあまり意味が無いのでは….題材がマズイと思う.
やっぱり,断続平衡説の話をすればよいのにと思う.

よくわからないのが,共著者の「タッターソル, I.」.日本訳版には共著者としてでているのに,原著にはない.いったいどういう役割なんだろう.
不思議な本.まあ,ダーウィニズムをバッサリ切っているのは,面白いですが.
 

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