佐藤博之(1983a)先人を偲ぶ(1)
佐藤博之(1983b)先人を偲ぶ(2)
この論文は,地質調査所(本庁)の100年史編纂後に,旧所員についてまとめたものである.したがって,すべてが北海道の地質調査史に関係あるというわけではないし,地質調査所には土質試験関連の部所もあったので,これも地質調査とは無関係である.しかし,白野夏雲はじめ数名は,北海道の地質調査史には欠かすことのできない人物であるので,示しておく.
以下に,章立てと引用文献について示す.章立ては,錯綜しているので分かりにくい.
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佐藤(1983a)の章立て
(はじめに)
(はじめに,という章題はないが,内容から緒言であるので,こうしておく)
白野夏雲
(この章の)文献
神保小虎(1903)我邦に於ける鉱物学の歴史.地質学雑誌 vol. 10, p. 442-450
一一一一(1905)本邦に於ける地質学の歴史.地質学雑誌 vol. 12, p. 393-405
なお,白野夏雲に関しては,翌年,白野仁(1984)「白野夏雲」が出版されている.
阿曽沼次郎
坂市太郎及び西山正吾
地質調査所における業績
北海道の石炭開発
神保ー坂論争
鉱山経営者としての坂
(この章の)文献
坂市太郎(1890)神保君ニ質シ併セテ其教ヲ乞フ.地学雑誌 vol. 2 p. 147-148
一一一一(1918)北海道の開発と石炭鉱業.日本鉱業会誌 no. 403, p.14-22.
早坂一郎(1955)LYMANと化石.科学史研究 no. 35, p. 39-41.
井黒弥弥太郎(1968)榎本武揚伝.みやま書房 札幌 418+9p.
今井 功(1966)黎明期の日本地質学.ラティス 東京,194p.
神保小虎(1890)ライマン説を論す.地学雑誌 vol. 2 p. 7-11, 53-54.
一一ーー(1890)右答.地学雑誌 vol. 2 p.148
一一一一(1905)本邦に於ける地質学の歴史.地質学雑誌 vol. 12, p. 393-405.
西山正吾(1920)地質学者ライマン先生小伝.東洋学芸雑誌 vol. 37, p. 487-490.
佐川栄次郎(1921)ライマン氏を憶う.地質学雑誌 vol. 28 p.40-54.
住友石炭鉱業(株)赤平鉱業所(1968)住友赤平開坑三十年.528p.
XYZ生(1927)坂市太郎氏の片鱗.石炭時報 vol. 2 p. 830-832.
山根新次(1962)地質調査所事業の変遷.略史 地質調査所 p.33-38.
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佐藤(1983b)の章立て
神足勝記/関野修蔵/鈴木民作
地質調査所発足当時の地形部門
地質調査所の磁気観測
御料局測量課長として
鈴木民作
地形責任者としての関野
(この章の)文献
土井正民(1978)わが国の19世紀における近代地学思想の伝播とその萌芽.広島大地学研究報告. no.21, 170p.
藤井陽一郎(1960)工部省測量司による東京府下測量について.科学史研究 no. 54, p. 20-25.
久松将四郎(1956)地質調査のための測量の歴史(1).地学雑誌 vol. 65, p. 89-99.
上條 武(1983)孤高の道しるべー穂高を初縦走した男と日本アルプス測量登山.銀河書房 長野 597p.
長井長義
(この章の)文献
金尾清造(1960)長井長義伝.長井長義先生顕彰会,465p.
山下愛子(1962)今日を築いた化学のフロンティアー長井長義をめぐる化学者(2).MOL, vol. 2, no. 5, p. 70-73.
ー一一一(1965)長井長義についての一考察ーそのエフェドリン研究についてー.科学史研究,no. 76, p. 156-163.
佐川栄次郎
(この章の)文献
半沢正四郎(1953)東北大学理学部地質学古生物学教室.日本地質学会史 日本地質学会60周年記念 p. 101-104
田代修一ほか(1953)関係会社の地質調査研究史 三井鉱山株式会社 日本地質学会史 日本地質学会60周年記念 p.175-176
山根新次・三土知芳(1954)わが国地質調査事業の沿革 東京地学協会,vol. 63, p. 151-165.
一一一一・徳岡貞一・永淵正叙(1941)故佐川栄次郎君の主なる研究業績 地質学雑誌,vol. 48, p.213-214
杉浦稠三
(この章の)文献
Fukutomi, T. (1918) Preliminary note on the lavas of Volcano Sambe. Jour. Geol. Soc. Japan, vol. 25, p. 10-23.
Kōzu, S. and Yoshiki, B. (1029:ママ) Thermo-optic studies of anomite-basaltic hornblende-quartz andesite in association with biotite-common hornblende-quartz andesite, which together from the Volcano Sambe in Japan. Sci. Rep. Tohoku Imp. Univ., ser. 3, vol. 3, p. 177-193.
住友金属工業六十年小史,社史編さん委員会,昭和32年,315+38p.
えぴろーぐ
荒井郁之助
(この章の)文献
星 為蔵(1974)荒井郁之助系図および年譜.百年史編纂ニュース nos. 33-34 気象庁百年史編纂委員会事務局 p.2-8.
高島得三(北海)
(この章の)文献
土井正民(1978)前出 神足及び関野の項
一一一一(1982)高島北海(得三)ー官行生野鉱山に発芽した近代地質学者一 昭和57年度全国地下資源関係学協会合同秋期大会 p. 7-12
小林貞一(1974)100万分の1日本地質図第2版と揺籃期の日本地質図史.地学雑誌 vol. 88,p.70-77.
河野通弘(1962)高島北海と「山口県地質図説」.地学研究 vol. 12,p. 310-314.
堀田連太郎
原田鎮治
(この章の)文献
原田鎮治君小伝.日本鉱業会誌 vol. 48,1932.
白石直治
吉田彦六郎
(この章の)文献
松井悦造(1957)漆の研究.科学史研究 no. 44,p. 10-17.
柴田雄次(1961)Edward Divers 先生と垪和為昌先生.化学 vol. 16,p. 782-786.
田中 実(1967)「東京化学会誌」最初の5年.化学と工業 vol.20,p.260-262.
湯浅光朝(1980)日本の科学技術史100年史(上) 中央公論社 自然選書 東京 258p.
若林平三郎
えぴろーぐのえぴろーぐ
分析関係の人達
高山甚太郎
喜多村弥太郎
肥田密三
松本 収
小寺房治郎
北村彌一郎
荘司市太郎
清水省吾
土性関係の人達
恒藤規隆
渡辺 朔
青山 元
鴨下松次郎
三成文一郎
小林房次郎
伊藤源蔵
(この章の)文献
友田清彦(1978)わが国草創期の土性調査事業に関する考察.農村研究 no. 47, p. 24-38.
一一一一(1980)フェスカ来日前後の土性調査事業とその従事者たち.農村研究 no. 50, p. 113-126.
農技研80年史編さん委員会(1974)農業技術研究所八十年史.農業技術研究所 724p.
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