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Defodio(デイフォディオ)「掘れ」:
第7巻でハーマイオニーが使用。穴掘り呪文。グリンゴッツ魔法銀行から脱出を図るドラゴンを助けた。
Defodioは,そのままラテン語のdefodioと思われます.意味は,やはり「掘る」
これは(たぶん)fodio=「掘る」の強調形だと思われます.で,fodioしたものがfossa=「溝,掘,窩」で,知られたところでは「フォッサ・マグナ(Fossa Magna)=大地溝帯」なんかがありますね.
で,fossaから「掘り出されたもの」がfossilis=「化石」>英語になってfossilsです.
Deletrius(デリトリウス)「消えよ」:
第4巻でエイモス・ディゴリーが使用。直前呪文によって出現した「闇の印」を消去した。
Deletriusは不明.
ただし,ラテン語のdeleoは「消し去る,削除する」という動詞で,「破壊する;全滅させる」という意味もあります.たぶん,これからの造語でしょうね.
Densaugeo(デンソージオ)「歯呪い」:
第4巻でドラコが使用。ドラコはハリーにかけようとしたが、ハリーの「鼻呪い」の光線とぶつかり、ハーマイオニーにかかってしまう。その結果、ハーマイオニーの歯がリスの前歯のように伸びた。
Densaugeoは,たぶんdens augeo=「歯」+「大きくさせる」.
Deprimo(デプリモ)「沈め」:
第7巻でハーマイオニーが使用。ラブグッド家の2階の床にかけ、ラブグッド家を崩壊させた。
Deprimoは,そのまんまラテン語のdeprimoでしょう.
ただし発音は「デープリモー」ですが.意味は「押し下げる,沈める」.これから派生した形容詞がdepressus.もちろん,英語のdepressの語源.
Descendo(ディセンド)「落ちろ」:
対象を落下させる。7巻でロンが天井に向かって唱え、跳ね上げ式の梯子を下ろした。また、ビンセント・クラッブは物を積み上げた壁に向けてこの呪文を使い、壁を崩れ落とした。
Descendoは,ラテン語のdescendoそのものですね.意味は「降りる,下降する」.
Diffindo(ディフィンド)「裂けよ」:
対象を引き裂く。人体に行使した場合は対象の身体に切り傷を生じさせる。
Diffindoは,ラテン語のdiffindo.意味は「割る,開く」など.
Diminuendo(ディミヌエンド)「縮め」:
『不死鳥の騎士団』で登場。ナイジェルが死喰い人の模型人形に向かってこの呪文を使用し、人形を小さくした。
Diminuendo はラテン語のdeminutioでしょうね.意味は「和らげること,減らすこと」.
?なぜ《名詞》なんだろう.動詞はdeminuo=「小さくする,小さく切り刻む;減らす」….もっと,まともな辞書が欲しい.(^^;
Duro(デューロ)「固まれ」:第7巻でハーマイオニーが使用。タペストリーを石に変えた。
Duro
は,ラテン語のduro.意味は「固める;固まる」.そのままですね.
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