2019年3月21日木曜日

北海道地質学史に関する文献集(06)

 
石川貞治(1928)北海道探検当時の挿話.

 札幌農学校の卒業生である石川貞治氏の回顧譚である.石川氏は農学校卒業後,北海道庁で神保小虎のもとでおこなわれた地質調査に参加した.のちに一年後輩である横山壮次郎とともに調査を行い,最後はその調査の主任となった.
 回顧録には,先人たちがおこなった北海道における初期調査について簡潔に述べられ,地質調査が多くの地質家による努力の積み重ねであることが示されている.そのあとには,実際の調査時における苦労が述べられており,当時の調査の様子がよく判る.
 当時の神保,石川,横山の報告書のリストは以下の通り.

神保小虎
 北海道地質報文上、下二冊 明治二十四年 編輯北海道庁
 北海道地質略論 全 明治二十二年 編輯北海道庁
 北海道火山分布図
 Beitrage zur Kenntniss der Fauna der Kreideformation von Hokkaido, von Kotora Jimbo. Jena. 1894.
 General Geological sketch of Hokkaido, by K. Jimbo.
石川貞治と横山壮次郎
 石川横山鉱物調査報文
 石川鉱物調査第二報文
 鉱物分布図(神保氏地質図を其の後調査によって補修出版したるもの)


0 件のコメント: