subclass TELEOSTEI Müller, 1844
1844: subclass II. TELEOSTEI Müller, (Berg, 1940, p. 346)
1904: order TELEOSTEI Müller, 1844: Boulenger, (Berg, 1940, p. 347)
1909: order 3. TELEOSTEI: Goodrich, (Berg, 1940, p. 348)
1923: superorder TELEOSTEI: Jordan, (Berg, 1940, p. 349)
1932: subclass 7. TELEOSTEI: Woodward, (Berg, 1940, p. 350)
1930: order TELEOSTEI: Goodrich, (Berg, 1940, p. 351)
---
TELEOSTEI = tele-ostei =「完全な」+「~骨をもつもの《男複》」=「完骨類(完骨魚類・全骨魚類・真骨魚類)」
---
ギリシャ語で「終わりに達した.完全な,真の」を意味する言葉が[τέλεος](テレオス).これをラテン語の語根としてtele-, teleo- (テレ・,テレオ・)=「完全な,全くの」の意味で使用します.
tele-は「遠い」という意味だと誤解されがちですが,そちらはギリシャ語の[τῆλε](テーレー)が語根化したtel-, tele- (tēl-, tēle-)のほうです.こちらは発音は「テール・,テーレ・」になりますので,望遠鏡は「テーレ・スコープ」,電話は「テーレ・プォーン」が正確です(英語じゃあないですよ).
-osteiは,「骨」を意味するギリシャ語の[ὀστέον](オステオン)がラテン語の《合成後綴》化した-osteusの変異形で,《形容詞》《男性》《複数》が名詞化したもの.「~骨:~骨をもつもの」の意.
合わせて,「完全な骨をもつものども」の意味です.「完骨類」と訳せます.
通常は「完骨魚類」・「全骨魚類」・「真骨魚類」と訳されているようです(「魚」を付加するのが適切かどうかは注意すべきでしょう).まれに「硬骨魚類」としている場合を見かけますが,これは完全な誤訳ですね(「硬骨魚類」→ OSTEICHTHYES)
(2011.09.23.:修正)
スパムが酷いので,移動します.
(2014.07.13:修正)
0 件のコメント:
コメントを投稿