ようやっと,Berg (1940)の研究史に載っていた分類群名の語源について,rev. up. し終わりました.
日本では,気がついている人はいないと思いますけど((^^;).
おかげで,世界中からスパムが集まるようになってしまった((^^;)
何がやりたかったかというと,デボン紀の一大事=脊椎動物の上陸について,駄文を書くことだったんですが(大人の童話シリーズ;(^^;),魚の分類があまりにもカオスなので,整理してみようと思ったからです.
結果は…,やはりカオスのママなんですが,ここ十年以上も作り続けている“学名語源辞典”にたくさんのデータが集まり,今までわからなかった「語尾変化」についても理解できるようになったつもりでいます.
たぶん,海棲爬虫類やアンモナイト,あるいは日本に生息している動物などの学名についての調査を始めることができるようになったかとも思います.
もう一つ気付いたことは,「無顎類」が面白い.
海域の巨大化した無脊椎動物に追われながら,陸域から流れ込む有機物(すでに植物は上陸していた)を求めて,移動を開始した原始的な脊椎動物は,砂漠化しつつあるデボン紀の大陸という,こちらも苛酷な環境から「渚」ではなく,さらに陸上へといかざるを得ない運命が待ち受けていたこと.
また,体制を変えた上で,海に戻る連中もいたわけですが,どっちにしても,その間,たくさんの“進化の実験”がおこなわれた.
S.J.グールドの「ワンダフル・ライフ」に匹敵するようなドラマがあるんだろうと思いますが,そんな情報はどこにあるんだろう….
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