1921: BRACHIOPTERYGII (POLYPTERIDAE): Stensiö, (Berg, 1940, p. 351)
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BRACHIOPTERYGII = brachio-pterygii=「腕の」+「翼《男複》」(=「腕鰭類」)
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brachio-は,ギリシャ語で[ὁ βραχίων]」=《男》「上腕,肩」がラテン語の《合成前綴》化したもの.
-pterygiiは…,
ギリシャ語の[ἡ πτέρυξ]」=《女》「翼」の《属格》[τῆς πτέρυγος]=《女》「翼の」がラテン語の《合成前綴》化したpteryg-, pterygo-に《形容詞》化《接尾辞》-iusがついたもので…
《合成後綴》《形容詞》-pterygius, -pterygia, -pterygium=-「翼の」+《性質》=「~翼の」
この《男性形》が《名詞化》し,-pterygius=「~翼の(性質を持つもの)」となり,これが「複数化のルール」に従って,-pterygii=《男・複》「~翼;~翼をもつもの」となったものです.
本来は,「鳥の翼」ですが,「魚の翼」なので,「鰭」として扱われています.
すっごく自由だなあ….なにがって,ギリシャ語からラテン語をつくること…((^^;).
(2011.09.02.:修正)
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