2012年1月7日土曜日

動物名考(0)

旭山動物園の動物たちの名前を雑学的に紹介していこうと思います.
飼育動物リストでも入手できればいいのですが,そんなものは公開していないようなので….

ところで,「JA旭川青果連」は商品キャラとして,旭山動物園の動物たちを使っています.
具体的には,「JA旭川青果連」の頁を見てください.
ここにイラストを載せてもいいのですが,著作権問題を起こしたくないので…ね.

とりあえず,ここにでている動物たちで,順にサーフィンしていこうと考えてます.
まずは,鳥類から….

AVES[鳥類]


以前は,「鳥類」は,class AVES Linnaeus, 1758 として,ひとつの分類群を形成していると考えられていました.
現在は,いわゆる「鳥類」といわゆる「恐竜類」の類似性が強調され,一方で,分類単位としては,長期間認められていなかった「恐竜類」が復活し,鳥類が恐竜類に含められてしまうなど,新しい分類体系がたくさん提案されています(いるらしいです?).同時に,DNA解析による現生種類縁関係の再構成があり,くわえるにクラディズムの台頭で,リンネが提唱し,それなりに安定していた「分類体系」が,ガタガタになっています.
まあ,食い散らかしたような論文が多いのですがね.そんなわけで,体系的かつリーズナブルな分類体系というのは,現在は存在していないのです(関係者のみなさま,すいません.これが,部外者の素直な感想です).

なんとなく,日本に「プレートテクトニクスが導入されたころ」の地質学会の様子を彷彿とさせるようなところがあります.
地質調査をすることによって,なんとか日本列島の地質を体系立てようと苦心し,それなりの形が整いつつあるところに,外国から「PT論」が導入され,食い散らかしたような論文が,そのときどきで手を変え品を変え頻出したので,地質学界のいわゆる「重鎮たち」がイライラしていた時期ですね.
PT論者たちは,「仮説」を立てて,それを実際の「地質」で検証するという方法論をとっていました:抵抗勢力はこの方法論にも,イライラしたようです.抵抗勢力の方は「地質を細かく記載」し,それによって「体系立てる」という方法論をとっていましたからね(実際は,ちょっと疑問のところもありましたけど(^^;).

もっとも,分類学の方では,日本には抵抗勢力(リンネ流の分類学を厳密にやっていたグループ:学会,学閥)が存在していなかったようで,どこを食い散らかしても,論争など起きなかったようですけどね.

いつになったら,理解できるような分類体系が示されるのだろう….
ま,それはともかくとして,各動物(旭山動物園キャラ)について,稿を改めて示したいと思います.

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