2010年8月2日月曜日

ハリマオ

 
 「海洋史(観)」で,彷徨を続けています.

 手当たり次第によんでいますが,いまひとつピンとこないですね.
 そこで手をだしたのが,「ハリマオ」.

     



 もちろん,これはこれで,おもしろい話題なんですが,背景のほうが重要.
 谷一家のように,「マレーにいって一旗」あげようというような人たちが,普通にいたことです.
 わたし自身は,いちど居ついたら,まず腰をあげないタイプなので,日本人にも,海外で「一旗」という人たちが,けっこう居たことが,実感できないのです.しかし,子供のころみたTVドラマが,(その背景に)そういう人たちが居たことを証明しているわけです.

 もちろん,TVドラマの「ハリマオ」は子供だまし(荒唐無稽に近いもの)ですが,子供のころみたものは,なんとも,否定しがたい((^^;).

 現在,そのDVDが販売されているようですので,ついでに,紹介しておきましょう.

    
 
 いかが?


 そういえば,むかしカラオケでよく歌った「石狩挽歌」の歌詞.
 「沖を通るは笠戸丸」の笠戸丸は,ブラジル移民で有名な船ですね.

 わたしの親父は,戦争中,軍属として北支にいました.青春を過ごした北支が懐かしいのか,死ぬ数年前に北支に旅行に行きました.親父の子供のころは,そういうのが当たり前だった時代なんでしょうね.
 わたしの子供のころは,海外で生活するなんて,考えられない時代だった.
 なにせ,一ドル=360円の時代ですからね.
 これが外に出たいと思わない理由なのかな.

 してみると,海外を彷徨するなんてのは,じつは普通にやってたことなのかもね.
 

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