2010年10月27日水曜日

「お馬鹿タレント」と「東大タレント」

 
 一時期の「お馬鹿タレント」ブームは過ぎ去ったようですが,「お馬鹿タレント」といわれた人たちは,相変わらず活躍してるようで,ご同慶の至りでございます.
 って,私の方には関係ないか((^^;).

 彼らは,「お馬鹿」といわれている割には,才能豊かで,頭の回転も速く,「頭がよいとはどういうことか」を考えるについての,すごく良い材料だと思いますね.
 彼らは,本当は「頭がいい」のだと思いますね.
 あの,頭の回転の速さは,だだものではありませんね.
 ただ,「学門方面」については,ほとんど訓練がなされてないので,その回転の速さも正解に結びつかず,突拍子もない結論に結びつき,そのギャップが笑いを誘うということですかね.

 彼ら,あるいは彼女ら自身が好きなことについては,とんでもない知識を持っていそうです.ただ,TV(こちらこそ「お馬鹿TV」ですよね)では,それを披露しても,うけそうもないので,やらないということですか.

 小学校・中学校時代は,どのように過ごしていたのでしょうか.気になるところです.
 彼らは,一種の天才なので,普通の授業では,頭に入らなかったのかもしれません.現在の義務教育の画一的な授業のあり方を考える材料にもなりそうです.


 さて一方で,我が国の“最高学府である東大”の学生あるいは卒業生がTVタレントとして,時々出ているようですが,彼らの,思ったより(東大ということで)頭の回転の悪さ,常識のなさに,「オヤッ」と思った人はいないでしょうか?
 最近は,特にその思いを強くしています.

 これは,大学の入試制度のせいだと思います.

 現行の入試制度は,受験生の現在の能力を測るものではなく,受験生の将来性を測るものでもないからです.
 ひたすら,受験テクニックを「細かく」測定するものでしかないのですね.
 それは,親が金をかけて,家庭教師を付けたり,塾に通わせたりすれば,身につくものです.本人の素質ではない.

 共通一次やその末裔が,学問の滅びにいたる道筋をつけている.しかも,今やかなり巨大な路になっている.
 そんな感じですね.

 もうすでに,かなりの数の,受験テクニックだけで東大に入り,お役所に入って,高級官僚になった人が出ているはずですから,お役所,国のやることがちぐはぐなのも….
 悲しいね.間違いであって欲しい.

 

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