2010年10月25日月曜日

そこそこオーディオ pt. ii

 
 復活させたステレオシステムの音には満足してるのですが,なにしろ20年近く前のものです.自分では,けっこう贅沢したつもりの機器です.しかし,時代に合わないこと,はなはだしいのですね.とくに入出力関係が….しからば,なにか適当な機械はないものかと…あさってみるのですが,よくわからない.

 オーディオの特集を組んでいる雑誌を何冊か購入して読んでみると…,もっと酷いことになりました.どれも,わたしの身分で購入できるような金額じゃあないのですね.オーディオ評論家なるひとたちがいて,凄まじいことをいっています.CDプレーヤー,アンプ,スピーカーの最低限のシステムでも30万円はかけないと音にはならないそうで,普通で50万円は必要だとか.それだけではダメで,専用のオーディオルームも必要だとか.
 なにが評論家かね.そんだけの金額を出したら,いい音が聞こえてあたりまえなんで,別に評論家の意見を聞く必要もないですね.
 おまけに,いっていることがよくわからない.
 なにか,疑似科学やオカルトのひとたちの言葉使いに,非常によく似ているような気がします.
 一見科学的な言葉を使ってるようですが,なにかちがう.理解できる言葉・論理が,ほとんどないんですね.明らかに「おかしなこと」も出てくる.

 しからばと,「オーディオ」と「オカルト」でGoogleすると,出るわ出るわ.
 そうか.オーディオ界とは,オカルトの世界だったんだ.
 と,納得(ためしにやってみてください(^^;).

 ま,趣味の世界ですから,お金をかけたい人は,それは好きにやってもらってかまわないんですが(たとえば,スピーカーコード:一本ン万円とか(・0・) (O_O) (@_@;)),わたしが思っているような,「リーズナブルな音と金額の最低限はどれか」などということガイドしてくれるオーディオ評論家はいないようで(ひょっとして,わからないということかな?).

 たとえば,某商品価格サイトで,売れ筋のオーディオ機器を調べてみると2~3万円というところで(もちろんこれは,ミニコンポ,セットコンポといわれるものですね),たまに4~5万円.かなり贅沢してるかなというところで10万円程度ですね.
 評論家さんと現実とは,大きなかい離がありますね.
 結局,アンプ一台50万円なんてものを購入するのは,わかっていてやっている「よっぽどの好き者」か,あるいは「洗脳されたかわいそうな人」ということになるのでしょうか.

 これでは,コンポーネントステレオで音楽を聴こうという人はいなくなって,みな,イヤホンにメモリカードというスタイルになるもの無理はありませんね.これなら,本体は1万円そこそこで入手できるし,あとの予算はソフトウェアの購入に回すことができますからね.

 もうしばらくたてば,必然的に,スピーカーを普通にならす,なんて技術は死に絶えてしまうかもしれませんね.
 

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