「日本列島(初版)」(湊正雄・井尻正二著,岩波書店:岩波新書(青版310))
「日本列島(第二版)」(同上:岩波新書(青版589))
「日本列島(第三版)」(同上:岩波新書(青版963))
いずれも絶版
私が初めて読んだ,湊先生の著書です.
北大地鉱教室に学部移行してから,自主ゼミで使った本ですね.すぐに第三版がでたので,それも買って読みましたが,第二版のほうは「ボロボロ」(^^;.
何回も読み返したようですが,細部はほとんど覚えていないですね(^^;.今,読み返すと,ほとんどすべてがそこにありました.
この本で,はじめて「地向斜造山運動論」なるものを知りました.
学部移行する前に,すでに上田誠也(1971)「新しい地球観」を読んでましたし,当時は小松左京の「日本沈没」がベストセラーになってましたから,最初に接したのは「プレートテクトニクス」だったんですが,なぜかなんの疑いもなく,湊正雄にハマりました.
言い方が非常に不正確ですね.
実は,地質学をやるのに,「地向斜造山運動論」を信じていようが,「プレート論」を信じていようが,何の問題もなかったんですね.どちらの話も面白かった.
地質学が面白かった.そんな時代の本です.
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