2010年6月23日水曜日

技術って…

 
 10年前に買った服は,10年経っても着られるのに,一年前に買った服は今年はもう着られない.

 30年前に買った(アナログ)カメラは(フィルムさえ入手できれば)まだ使えるのに,3年前に買ったデジカメは,今年はただのゴミ.
 ゴミは,昔は捨てれば良かったけど,今は捨てるのにも金を取られる.


 最近,ガソリンの値段がジワジワと上がり続けてるのに,マスコミは報道しない.なぜだろ?
 ENEOSとJOMOが合併するそうだ.これで,両社のガソリンスタンドの総数は,2/3には減るだろうな.
 ガソリンはもう時代遅れなのか….

 今朝のNipponTVの人気ニュースバラィエティで電気自動車のことをやっていた.このNews Varietyは,政府や経済界の要請を非常にうまい形で報道し,世論を形作るのに長けてると思う.消費税の時がそうだった.

 したがって,したがって,ハイブリッド車はもう古いのだろう.
 エコカー減税で,ちょぃと儲けたつもりの庶民は,バカ高いガソリンのせいで,今度はまた,電気自動車に移行せざるを得なくなるのだろう.
 もっとも,北海道まで,インフラが整備されるころには,また新しいビークルが発明されて,また,それを買わなくちゃならなくなるのだろう.


 どんどん新しい技術を開発して,一見“省エネ”とか,“エコ”に対応してるように見えるけど,まだ使えるものをどんどん捨てなきゃならないなんて,どこがエコなんだろう.


 うちにある電球はまだ使えるので,切れたら電球型蛍光灯に交換してゆこうと思ってたら,それが普及する前に,LED電球だと.
 たぶん,うちの電球が全部切れる前に,電球型蛍光灯も市販されなくなっているんじゃないだろか.

 LED電球は,本当に耐久性があるのかどうだか保証もないが,試しに買った常夜灯のLED豆球は一年ほどで,点かなくなった経験がある.
 確かに,電気代は下がるようだが,もの自体の値段が,10倍から100倍近くする.
 トータルで,環境に与える負担は増えているのか,減っているのか….

 

2010年6月19日土曜日

「保証書」って

 

 いろんな「製品」には「保証書」がついてます.

 これをみるたびに,「?」って思います.

 製品がしっかりした一流メーカーのものなら,保証期間中に故障して,保証書が必要になるなんてことは,滅多にありません.

 逆に,製品がいい加減な三流メーカーだと,「保証書が(ユーザーがしまい場所を失念して示せ)ない」ことが,保証しないことの正当な理由になります.

 また,保証期間は一年間ってのが普通です.

 一年間以降の故障は,ユーザーの責任ってことですね.つまり,法律は「製品は一年持てば良い」ってことを保証しているわけです.

 法律はユーザに対して,なにかを保証しているわけではなく,メーカーに対して,ユーザーから「安全を保証」しているわけですね.

 不意の故障で,困って電話したのですから,口調が多少荒くなっている場合もあるかと思いますが,こういうのは「クレーマー」っていう便利な用語で処理されます.

 困っているのに,「クレーマー」って片付けられないように,丁寧な言葉を使うんですが,そうすると,苦情処理係は「緊急性なし」と判断するようで,返事ももらえないことがしばしばです.

 こちらとしては,どうでもいいんですけど(「高い授業料を払ったなあ」とあきらめる),こういうことが続くと,その会社の製品は買ってもらえなくなるってことが,判らないようで….