2012年6月29日金曜日

うっかりできない.

 
忙しいので,ブログの更新をサボっていたら,迷惑コメントがどっさり((^^;)
たぶん,休眠中のブログを狙うソフトかなんかがあるんだろうと思う.

つまらない技術ばっかり,進むなあ.

タイマー付きの電化製品みたい((^^;).
安くして,一年で壊れる(保証期間経過後)技術の開発をしてる,なんて信じたくないですけどね~~.
 

トンデモCM


 
今日もまた
 トンデモCM
  目白押し

(宮武軟骨)


つい笑ってしまうのが,最近の眼鏡の宣伝.

「真空のように軽い」とか,「無重力フレーム」とかいって,月面でのCGを流したりする.

でも,企業の科学的常識を笑ってばかりもいられない.
こんなアホみたいなCMでも,流し続ければ,「真空は軽い」とか,「月面は無重力」とか,思い込んでしまう人たちが増えてくるのだろうと思う.

以前は,そんなことはないだろうと思っていたけど,いまだに「マイナスイオン」とか「ナノイオン」とか,身近にも普通につかう人がいて,これは絶滅できないので,TVCMの歪んだ力の偉大さをキチンと評価しておかなければならないのだと思うようになりました.
 

近ごろ,近所で流行るもの

 
犬の糞
 煙草の吸いがら
  花どろぼう

宮武軟骨


「このぐらいはいいさ」と考える人が多いのだろうと思う.
また,自分が感じている漠然とした不安に,イライラして,他人にわずかの不幸を押しつけることで,憂さを晴らしている人も多いのだろうと思う.
マフラーを改造したボロ車で,毎朝出て行くアパートの住民も同じ.「うるさい」って,思わせたいのだろう.

近ごろTVに出てくる人たちは,「公約を守らないでも平気な政治家」とか,「原子炉を爆発させても平気な企業」とか,「警察に現行犯逮捕されてもまだ逃げようとする奴ら」とか,そんなのばかりだものなあ.

小市民が犬の糞を放置したり,吸いがらを投棄したり,花をちょっと盗むぐらいたいしたことではないさ.

死人宗教と化した仏教に復活してもらって「因果応報」とか,「輪廻」とかいう日本人の常識を再生させてほしいと思う.
 

2012年6月9日土曜日

パニック?

 
先日録画しておいた「宇宙戦争」をみました.
伝説のオーソンウェルズの「宇宙戦争」の再映画化ですね.

十分楽しめるのですが,気になることが一つ.
それは,モブ・シーン.

ものすごく違和感があります.いくら切羽詰まっているからといって,他人の乗っている車を奪ってまで,自分だけ助かろうとする人がいるのだろうかと思う(もっとも,みんなあるいて逃げてるところに,一家族だけ車で逃げてきたら,むかつくことは事実でしょうけど).

昨年の3.11とそれ以降の原子炉爆発事件などでも,日本ではパニックもモブも起きなかった.個人的にオロオロするぐらいのパニックはあっただろうけど,他人を踏みつけにしたり,どさくさにまぎれて,窃盗をはたらいたり,怪我させたりなどのモブ・シーンはなかったと思う(我が国政府は爆発事故を無かったこととして,原子炉再稼働を企んでますが,このことにこそパニックを起こすべきだと思いますが,これがまた,起きない(^^;)).

というより,モブが(ほとんど)なかったことに対し,海外のメディアが感心していたことのほうに驚いた(実際には,報道されてない範囲でのことはあったのだろうけど).

まあ,映画だから,そのぐらいのシーンを作る必要があるのだろうけど….と思っていたら,どうも違うようだ.某国でハリケーンに襲われた地域では,映画さながらのモブ・シーンが展開されていたらしい(で,その国では,ああいう状態では,そのぐらいのことは許されると公然といわれているらしい).
こちらも,普通にそういうことがおこなわれていたのか,マスコミ特有の取捨選択で一番ひどいところだけが強調されていたのか,そこも判らないですけれど.

なにが本当の姿なのでしょうかね….
(自分でも,なにを書こうとしてるのか判らなくなってきた(^^;)
 

2012年6月6日水曜日

昨日読んだ本


授業が終わった後の疲労感と開放感のまぜこぜで,つい,積ん読状態の本に手を出してしまいました((^^;).

それは,笹沢教一「ニッポンの恐竜」.

    


チャラけた題名のせいで,いわゆる「恐竜バカ本」(「恐竜トンデモ本」ともいう(^^;)の一つとしてコレクションしておいたもの.

読んだら,まったく違いました.

なんとこれは,日本では稀少本ともいえる「地質学史」もしくは「古生物学史」のまじめな本でした.
おまけに著者は新聞記者ということで,文章が平易でうまい.
午後3時ころから読み始めて,合間合間に別のことをやり,夜になってから本格的に読み始めて,結局,寝る前に読み切ってしまいました.

本来なら,こういう内容の本は,(今となっては全国に数ある)大学博物館の職員が書くべき本ですが,博物館から出ないところが悲しい…((--;).
日本の大学は研究の際に出た資料を重視しなかったので,明治の初めに大学ができてから,ほぼすべての資料は放置され,紛失するままになっていました.
ここ10数年の「開放された大学」のイメージ作りのために,旧帝大を中心に大学博物館が設置されてきましたが,歴史がないので,付け焼き刃であることは証明するまでもありません.

こういった大学および大学博物館がもつ問題や,よくわからない業績主義によって放置されている本来の学問とか….
口を開けば「エコ」とか「環境」とかいうくせに,地球の環境を創りあげてきた「ものたち」に一切の敬意を払わないこの国のシステムとか….

そのため,民間の化石ハンターによって,あらしたい放題になったたくさんの化石=古生物とか….
それを確保するために孤軍奮闘したアマチュア化石研究家とか,小さな自治体とか….

一時的な,街おこしブームによって悲劇に見舞われた貴重な資料や研究者とか….

この国の,生きていく姿勢とか,学問に対する姿勢とか,国民の教育に対する姿勢とか,いろんなことを考えさせる一冊でした.

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そういえば,昔,博物館の研究報告で収蔵されている化石の主なものについて,発見者のあるいは寄贈者の名前を明記しておいたら,非常に喜ばれたことを思いだしました.

2012年6月3日日曜日

最近読んだ本


「最近」でもないのですが,忙しくて,ブログの更新に手が回らないのです.
非常勤でやってるところの授業内容を大幅に変えたもので….

飯沼二郎・堀尾尚志(1976)農具





を読みました.

ぜんぜん畑違いですけどね((^^;).

単に,縄文・弥生時代の農具(多分に「鉄製品」)について知りたかっただけなんですが,内容が面白かったので,読み通してしまった((^^;).
考古関係の人が書いたものと,若干内容が異なるような気がしますが,よくわかりません.
でも,面白かった.
専門家というのはかくありたいものです.