2012年11月29日木曜日

北海道スタディズ

 
11/06と11/13に「北海道スタディズ」という授業をしました.
題は「北海道産脊椎動物化石=その発見と社会的影響=」にしました.

内容は,表題の通りで,北海道で発見された脊椎動物化石とそれが起こした事件と起こさなかったこと.
たくさんの人の協力があって,博物館建設まで漕ぎ着け,子どもたちを含めた地元の人たちに還元されていった話.
ただの化石が子どもたちの郷土愛や自覚に繋がる話.

糸が途中で途切れて,化石そのものが忘れられていった話.

久しぶりに,今教育長や都田哲さん,笠巻袈裟男さんの話をしました.この人たちは太い糸.
ほかにも細い糸がたくさん.

滝川で切れた糸が,沼田や穂別,札幌で繋がった話.
まだまだ太い糸で繋がっているという話.

天塩中川では,ほぐれたままの糸が,町民の努力によって少しずつ太い糸になって,今では道北随一の自然誌博物館になっているという話.

忠類では,ゾウの化石であることを見抜いた子どもがいたのに,地元の先生方の努力によって発掘がなされたのに,糸が切れたままの話.

足寄では,点に過ぎなかったデスモスチルスの発見が,地元民の努力によって奔流となり,繋がってユニークな博物館となった話.

さて,これからどうなることやら.

 

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