2009年2月14日土曜日

「空知の鉄道と開拓」

 

 2/7付け「空知地方史研究協議会」で紹介した「空知の鉄道と開拓」を古書店から入手することができました.肝心の「石狩炭田炭鉱変遷図」の方は,全く目処がつきませんけどね.

 「…鉄道と開拓」の方は大変な情報量ですので,まだ読み切っていませんが,少なくともわたしの「没ネタ」が盗作だといわれることはなさそうです((^^;).
 視点が違うはずなので,同じものができる可能性は少ないと思ってはいたんですけどね.

 「没ネタ」作成時には,時間がなくてすべての「市史・町史」を読み通すということはできなかったんですが,空知地方史研究協議会の「空知の鉄道と開拓」は分担してそれをやったようで,参考になることが多そうです.

 また,この「発刊にあたって」にも書かれていますが,「執筆者によりその取り上げ方に差があって必ずしも統一された歴史書とはなり得なかった」と言うことで,鉄道の位置や歴史に(おっと思う程)精密な記録もあれば,この人明らかに文科系だなと思うような記述もありバラエティ豊かです.
 たとえば,「地形図」を引用しておきながら,その地形図の出典がないとか,任意の方角に切り出しておいて,縮尺も方位もついてないなんてのは,私の経験してきた世界ではあり得ないのですが,けっこう多いのは,これが当たり前の世界もあるということなんでしょう.
 また,オリジナルの鉄道路線復元図のようなものも時々でてきますが,拡大縮小すれば現在の地形図にそのまま重ねられそうな精密なものもあれば,ただのイメージで書いたものもあるようです.

 それらを全部ひっくるめても,おもしろい情報がたくさんなので,なんとか「石狩炭田炭鉱変遷図」が入手できれば,「没ネタ」をもう少し改良することができそうなんですが….

 

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