マグロも「喰うな」といわれています.
しかし,よく聞くと,喰うなといわれているのは,「クロマグロ」という超高級魚で,表札くらいのサイズが,何千円も何万円もするもの.そもそもが,我々貧乏人の口には入らないもの.
禁止されても,我々庶民は,痛くも痒くもない.
これには裏がありすぎて,提案者以外の国から猛反発を喰らい,成立しなかったようです.
利用できるものは,ほぼなくなるまで利用し,絶滅してから,あるいは絶滅寸前になってから,これは貴重なものだから保護しよう,などというのは,欧米人のパタンですね.
世界遺産とか,国立公園なんてのもその例だそうです(唯一残された自然が,世界遺産指定を受けることで,観光客が殺到し,唯一残された自然の中で生きている野生動物が圧迫されるというお笑い).
江戸時代に鎖国した日本は“フラスコの中の生態系”とおなじで,日本人は共貧状態で生きることになれている(いた?).
そもそも,自然と共生することで生きてきた.
絶滅させれば,もう食えないということを知っている.そして,絶滅したものは,もう,しようがないということも,知っている.
クジラなんか,日本人とっては,まれに手に入るもので,常食にするものではありません.
大型船を仕立てて,世界中を追い回し,絶滅寸前まで追い込むなんてのは,欧米人のセンスでしかない.しかも,かれらは油だけとって,ほとんど捨てていた.
悲しいかな,欧米流の「徹底的に利用する!」が日本まで蔓延してきて,以前のような生き方のほとんどが,すでにできなくなっているのも事実ですが.
里山はなくなったし,(もと)水田には雑草が生え,畑ではとれすぎた野菜が土に鋤込まれている.
国際化で,食い物は命を繋ぐものではなく,戦略物資になってしまいました.
この辺のことを整理しても,SSやザ・コーヴの作者の様の人たちは,実力行使を止めないでしょうね.それは,かれらの目的が上記のようなところになはないからにほかならない.ということなんでしょう.
いまもクジラを常食にしている民族はいますけど,攻撃を受けているのは日本人だけ(しかも,それをやっているのはごく一部の人たちだけ),というのも,大きなヒントになるでしょう.
この向こう側は,わたしのブログとはまったく関係がなくなるので,この辺で….
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