2011年8月21日日曜日

RHENANIDA

superorder RHENANIDA Broili, 1930

1932: order † RHENANIDI: Woodward, (Berg, 1940, p. 350)
1936: order † RHENANIDA: Stensiö, (Berg, 1940, p. 351)
1937: order † RHENANIDA: Watson, (Berg, 1942, p. 353.)

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RHENANIDI = rhenan-idi=「ライン川の」+「一族のもの《男複》」
RHENANIDA = rhenan-ida=「ライン川の」+「一族のもの《中複》」

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rhenan-は,ラテン語の古語でライン川をあらわす《男》Rhenusを《形容詞化》:rhenanus = rhen-anus=「ライン川の」を,さらに語根化したもの.
さて,Rhenanusとかいう属があれば別ですが,地名が《目名》に使われるというのは,非常に珍しい例だと思います.もしかしたら,無効名となってしまったgenus Rhenanusがあったのかもしれません.
(注:目名の付け方としては,地名を用いるなど,ほかに例がない.通常は“目の特徴”,“代表的な属名”の語尾変化による.もしかしたら,Rhenan-xxという,現在は無効名となった属があったのかもしれない)

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-idaは,-idus = -id-us = -ides-us=「《「父祖からの一族・種族の名」をあらわす》+《形容詞化》」の変化形.
《合成後綴》《形容詞》-idus, -ida, -idum =「一族の」(順に《男》《女》《中》)

《形容詞》は《複数》をサポートするので,
《合成後綴》《形容詞》-idi, -idae, -ida =《複》「一族の」(順に《男》《女》《中》)

これらが,《名詞》化して,=「~一族;一族のもの」という意味を表します.

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したがって,
RHENANIDI = rhenan-idi=「ライン川の」+「一族のもの《男複》」
RHENANIDA = rhenan-ida=「ライン川の」+「一族のもの《中複》」

と,なります.
ただし,《男複》と《中複》は,(たぶん)命名者の主観でしょうから,違いの理由まではわかりません.

(2011.08.27:修正)

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