2009年2月7日土曜日

空知地方史研究協議会

 

 先日,某古書店から目録が送られてきました.
 何か面白いものはないかと眺めていると,目を引くものがありました.それは,「石狩炭田炭鉱変遷図」というもので,「空知地方史研究協議会」の編集によるものです.
 私はまだこれを見ていないので,どのようなものなのかはわからないですが,非常に興味があります.

 さっそく,「空知地方史研究協議会」について検索してみましたら,そのHPがありました.おまけに,もう何十年も前から,各種出版物を上梓している老舗でした.完全に興味が一致するわけではないですが,空知の地方史ですから,炭田や鉄道が当然出てきます.そこには,「空知の鉄道と開拓」という出版物もありました.残念ながら,どちらもすでに入手不可能のようですが.

 昨年の北大博物館での“ライマン”展の時,勘違いした私が,石狩炭田の興亡を「鉄道発達史」と「炭山の発達史」を絡めてひとつの図にする作業を行いました(これは「没」になりましたが(^^;「没ネタ」参照).やはり同じことを考える人はいるもので,数年前に「空知地方史研究協議会」ですでにやっていたということになります.
 この二冊,ぜひとも欲しいのですが,先ほど当該古書店のHPで在庫検索したら,すでになくなっていました.残念.

 

2 件のコメント:

イカ さんのコメント...

歴史地震の被害調査を行っている者です。「北海道史」によれば、1833年天保の地震の際、函館にて「港内潮引退き、児童等、魚介を捕へし・・」とありますが、この出典、ご存じでしょうか。菅江真澄「遊覧記」と推定していますが、確認できません。ご存じであれば、ご連絡頂ければ幸甚に存じます。

ボレアロプーさん さんのコメント...

ざっと,手持ちの資料を眺めてみましたが,簡単に出てくるものではないようです.探してみますが,見つからないかもしれません.

北大・理学部の地球科学教室の地震関係の部局には,歴史地震を扱っている人たちがいるようです.その手の論文を書いていた「笠原稔」さんは今年退官したようですが,後継者がいるはずですので問い合わせてみてはいかがでしょう.