2011年6月10日金曜日

NOTACANTHIFORMES

(clade unknown) NOTACANTHIFORMES (author unknown)


suborder 8. NOTACANTHIFORMES: Goodrich, 1909 (Berg, 1940, p. 348)

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NOTACANTHIFORMES = notacanth-iformes=「Notacanthusの」+「形類(の複数)」(=「ソコギス形類」)

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Notacanthus = not-acanth-us=「背中の」+「棘の」+《名詞形》=「背棘属(ソコギス属)」

not-は,ギリシャ語の[τό νῶτον]=「背,背中」が,ラテン語の《合成前綴》化したもの.

acanth-は,ギリシャ語の[ἡ ἄκανθα]」=《女》「棘,針」が,ラテン語の《合成前綴》化したもの.

-usは,さまざまな意味を持つラテン語風《接尾辞》ですが(辞典,文法書にもまともな説明はない),この場合は《名詞化接尾辞》と考えるべきでしょう.

あわせて,「背中の棘の属するもの」ですが,たぶん“背中に棘のあるもの”なんだと思います.とりあえず,「背棘属」と訳しておきます.普通,「ソコギス属」が使用されていますが,これは「訳」ではありません.

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このNotacanthusが語根化したものが,notacanth-で,これから《科名》《目名》が造られます.

《科》を意味する-idaeを合成して,
NOTACANTHIDAE = notacanth-idae=「Notacanthusの」+《科》(=「ソコギス科」)

《目》を意味する-iformesを合成して,
NOTACANTHIFORMES = notacanth-iformes=「Notacanthusの」+「~の形をしたもの《男女複》」(=「ソコギス形類」)
などです.

(2011.09.14.:修正)

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