1923: order ANTIARCHA: Jordan, (Berg, 1940, p. 349)
1932: order † ANTIARCHI: Woodward, (Berg, 1940, p. 350)
1936: group A. † ANTIARCHI: Stensiö, (Berg, 1940, p. 351)
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ANTIARCHI = anti-archi=「反・」+「肛門《男複》」=「反肛類」(=胴甲類)
ANTIARCHA = anti-archa=「反・」+「肛門《中複》」=「反肛類」(=胴甲類)
ANTIARCHIは「胴甲類」と“訳”されていることがありますが,これは「訳」ではないですね.
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anti-は,ギリシャ語の《前置詞》で, [ἀντί]」=《前置詞》「に面して,に相対して,対立して,反対して」をラテン語の《合成前綴》化したものです.
-archi, -archaは,元はギリシャ語の[ὁ ἀρχός]」=《男》「導くもの,リーダー.直腸,肛門」ですが,以下のように変化します.
《合成後綴》《形容詞》化
-arch-us =「肛門の」+《形容詞》=-archus
《形容詞》は,《三性活用》しますので,
《合成後綴》《形容詞》-archus, -archa, -archum =「肛門の」(順に《男》《女》《中》)
《形容詞》は,《複数形》をサポートするので,
《合成後綴》《形容詞》-archi, -archae, -archa =《複》「肛門の」(順に《男》《女》《中》)
各々,名詞化に伴い=「~肛門;~肛門を持つもの」の意になります.
したがって,ANTIARCHIも,ANTIARCHAも「反対の肛門を持つもの」の意味になります.違いは,前者が《男性複数》であり,後者は《中性複数》ということになりますね.
しかし,ここで《男性》になったり,《中性》になったりは,どうもしっくり来ないです.ここは明瞭に「グループ」の意味を持たせて,ANTIARCHI-FORMESとかにした方がいいでしょうね.
(2011.08.27:修正)
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