(clade unknown) URODELA Säve-Söderbergh, 1934
1934: II-A. 2. URODELA Säve-Söderbergh, (Berg, 1940, p. 351)
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URODELA = uro-dela=「尻尾のある」+「~の顕著なもの」=「顕尾類」
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uro-は,ギリシャ語の[ἡ οὐρᾱ,]=《女》「尻尾」が,ラテン語の《合成前綴》化したもの.本来はour-, ouro-ですが,二重母音[ου](ou)は,変換時に(u)になる習慣がありますので,ur-, uro- (ūr-, ūro-)(ウール・/ウーロ・)=「尻尾のある」になります.
-delaは,ギリシャ語の[δῆλος]=《形容詞》「見える.顕著な;明白な」が,ラテン語の《合成後綴》化した-delusの変化形.《形容詞》《女単》形で,「~の顕著なもの」の意味.
普通なら,複数形が使われ,-delaeだと思いますが,なぜか単数形です.
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注:有尾類と訳されていることもありますが,それはCAUDATA = caud-ata=「尾の」+「~をもった」の方に与えるのが適切でしょう.
なお,URODELAは,Dundee (1989)によってCAUDATA Scopoli, 1777 の同物異名とされ,Estes (1964)によって,AMPHIBIA Linnaeus, 1758に編入されています.
また,原著者はURODELA Latreille, 1825 と URODELA Dumèril, 1806の二つの例がありますが,原著が入手できないので判断不能.
わかる範囲の経緯では,URODELAは使用しない方がいいようです.
(2011.09.24.:修正)
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