ordo: EUSELACHII Hay, 1902
1902: ordo: EUSELACHII Hay,
1923: ordo: EUSELACHII: Jordan, (Berg, 1940, p. 349)
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EUSELACHII = eu-selachii=「真の」+「サメに属するもの《複数》」(=「真のサメ類(サメエイ類)」)
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eu-は,ギリシャ語の[εὖ]」=「よく(善く,良く),立派に」を《合成前綴》化したもの.
アンモナイトの「ユーパキュディスクス[Eupachydiscus]」の「ユー[Eu-]」ですね.
-selachiiは,ギリシャ語の[τό σέλαχοϛ]=《中》「サメの類」が,ラテン語の《合成後綴》化したもの.
[τό σέλαχοϛ]をラテン語綴り化すると,selachosになり,これの語根はselach-.
これを《合成後綴》形容詞化します.
-selachius = -selach-ius=「鮫の」+「~の.~(に)属する,~(に)関係する」
形容詞は《三性変化》しますので…,
《合成後綴》《形容詞》-selachius, -selachia, -selachium=「~鮫に属する」
形容詞は《複数》をサポートしますので,
《合成後綴》《形容詞》《複》-selachii, -selachiae, -selachia=「~鮫に属する」
これらが,おのおの《名詞》化して,=「~鮫;~鮫に属するもの」という意味になります.
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したがって,EUSELACHII は eu-selachiiという構造で,「真の」+「サメに属するもの《複数》」という意味からなり「真鮫(鱏)類」と訳せます.
(2011.09.07.:修正)
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