現状では,なんとしても理解できないことがたくさんあるので,つい,平嶋義宏「生物学名概論」を買ってしまいました.
でも,危惧したとおり,肝心なこと,知りたいことは,やっぱり出ていないようです.
たとえば,AGNATHIとAGNATHAは何が違うのか,なんてことは基本的に無理みたいですね.まだちゃんと読み切っていませんけど.
この本は,それなりに面白いですよ.興味深いことがたくさん出ています.
でも,¥4,600+外税の価値はないですね.誰が買うんだ? まるで,普及なんてしたくないみたい.
ソフトカバーB6版で,¥2,000~3,000ぐらいなら,買おうと思う人もでてくるかもしれない.
まあ,今どきこんな立派な装丁で,こんな高価な本を出せるのは「特殊な階級」の人だけですね.
売れなくてもかまわないという階級.
本を書きながら,知識の普及ができなくてもかまわないという不思議な人たち.
大学関係者なのにね(だからかな?).
残念なのが,巻末に「参考文献」がたくさん出ているのですけれど,見てみたいとおもう本は,みな「入手困難」になってました.意味ないじゃん.
それの,どれもこれもが,学名に関する基本的な知識に関することなので,やっぱり分類学なんてのは死にかけた学問だなあ,と思うことしきり.
路は遠いなあ.
そうだ.もう一つ残念なのが,語源がギリシャ語の言葉がたくさんあるのに,ギリシャ文字を使っていないこと.
これまた,意味がない.
路は遠いなあ.(^^;
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