1923: order ARTHROTHORACI: Jordan, (Berg, 1940, p. 349)
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ARTHROTHORACI = arthro-thoraci=「節のある」+「~胸のもの《男複》」(=「節胸類」)
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arthro-は,ギリシャ語で[τό ἄρθρον]=《中》「関節.肢節」がラテン語の《合成前綴》化したものです.
-thoraciは,該当するギリシャ語もラテン語もありません.
以下のように変異形を推測すると,-thoraciという《合成後綴》を造ることができますが,正解かどうかはなんとも(こんなことは,辞典にも,文法書にも出ていないので).
-thoracus = -thorac-us=-「胸の」+《形容詞》化語尾=-「~胸の」
《形容詞》は《三性変化》をサポートするので…,
《合成後綴》《形容詞》-thoracus, -thoraca, -thoracum=「胸の」
同様に,《複数形》もサポートするので…,
《合成後綴》《形容詞》《複》-thoraci, -thoracae, -thoraca=「胸の」
つまり,order ARTHROTHORACIは,《名詞》《形容詞》でARTHROTHORACIなorderという様に使われていたと考えられます.ところが,《名詞》orderを略して ARTHROTHORACI 単独で使われるようになり,《形容詞》が《名詞》化します.
そうすると,
>《名詞》化=「~胸;~胸のもの」という意味に変化します.
つまり,-thoraciは「~胸;~胸のもの」という意味の《合成後綴》《男性》《複数》形ということになります.
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したがって,ARTHROTHORACI は arthro-thoraciという構造で,「節のある」+「~胸のもの《男複》」という意味で,日本語に訳すると,「節胸類」とでもなりますか.
(2011.08.31.修正)
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