関 幸彦(2006)「東北の争乱と奥州合戦=「日本国」の成立=」(戦争の日本史5,吉川弘文館)
読みました.
こちらは,残念ながら
福田豊彦(1995)「東国の兵乱ともののふたち」(吉川弘文館)
と,違い,武器≒鉄の動向については,何一つ触れられていません.
ただ,p. 172に,「掘り下げ方として,鉄及び製鉄の問題もおもしろい…」とありますが,記述はほとんどありません.専門書が二冊ほど紹介してありますが,ほぼ入手は不可能なものかと….
題名からいって,食指がうごくようなものでもありませんし….
ただし,「武士(政権)の誕生」が「日本国」の成立に並行しているし,それが,(不明な点が多いにしろ)「前九年の役(安倍一族)」,「後三年の役(清原一族)」そして「奥州合戦(源義経)」として歴史に残っているというのは興味深かったです.
義経といえば,「金売り吉次」という人物がいましたね.伝説だともいわれてますが.
一種の山師なのでしょうけど,なにか興味深い人物でもあります.
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