order CTENOIDEI Agassiz, 1857.
1857: order CTENOIDEI Agassiz, (Berg, 1940, p. 347).
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CTENOIDEI = cten-oidei =「櫛の」+「~類似の形からなるもの《男複》」
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cten- はギリシャ語で「櫛」を意味する[κτενός](クテノス)が,ラテン語語根化したものです.cten-, cteno- =「櫛の」という意味になります.
-oideiは,ギリシャ語の[τό εἶδος]=《中》「見られるもの;形.種類」の変化形.
[τό εἶδος]の《合成後綴》[-οειδης]がラテン語化するときに,本来は-oeidesのはずですが,-oidesになります.この-oidesの形容詞形が-oideus = -oid-eus=「~類似の」+「~からなる」
《形容詞》は《三性変化》するので,
《合成後綴》《形容詞》-oideus, -oidea, -oideum=「~類似の形からなる」
《形容詞》は《複数》をサポートするので,
《合成後綴》《形容詞》《複》-oidei, -oideae, -oidea=「~類似の形からなる」
これらが,おのおの《名詞化》して=「~類似の形からなるもの」を意味します.
それで,-oideiはこれらのうちの,《男性》《複数》形になります.
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あわせて,「櫛の類似の形からなるもの」という意味になりますが,意訳して「櫛鱗類」と訳されていることがあります.なぜなら,鱗の周囲が櫛のようにギザギザしているからだといいます.
CYCLOIDEI=「円鱗類」とペアで使われているようです.
鱗の周囲の形が,魚の系統関係を表しているとは…,とっても思えないですね((^^;).
(2011.09.06.修正)
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